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2015-04-29 Wed 11:53

ジャック・エリィが亡くなった!!



ルイルイは1963年にJERDEN/WANDからリリースされ全米2位の大ヒット・ナンバー。
後にストゥージースを結成しパンクの神となるイギー・ポップは大嫌いな学校へ向かうバスに揺られながらラジオから流れるキングスメンのルイルイを聴いて
「少なくともこのシンガーは俺みたいにシケたツラしてスクールバスに揺られちゃいねえだろうな。」
とバンドを結成する事を決意しました。
イグアナスというバンドで彼のイギーはソコからきています。


元々のオリジナルはリチャード・ベリー&ザ・ファラオスのドゥワップ・ナンバーでしたがシアトルのウエィラーズのロッキン・ロビン・ロバーツが演奏しやすい様にコードを一つ加えてロック・ナンバーに仕立てました。
誰でも簡単に演奏出来たのでカバーするのが地元のノース・ウェストで大流行したのです。
多くのカバー・バージョンの中でもキングスメンのヴァージョンはシンガー(ジャック・エリィ)が歌唱力が皆無で何を歌っているのか聴き取りづらく卑猥な事を歌っていると勘違いされました。
(単なる船乗り歌なのですが。)

映画「キャデラック」にティーンネイジャーがルイルイの歌詞を聴き取ろうとするシーンが出てきたりもします。
何か他の事を考えてたのか2番の歌い出しを間違えてやり直してたりとグダグダヘロヘロなヴァージョンで音楽的には最悪でした。
キングスメンのヒットのお陰で真っ当なヴァージョンは全く売れないという副作用も引き起こしました。
それでもキングスメンのルイルイは聴いてたら何か楽しい気分になったのです。
キングスメンはルイルイの大ヒットを受けて歌唱力の無い不真面目なジャックをクビにします。
それについては切ない話ですが後の活動に全く支障をきたしませんでした。
ジャックはキングスメンを怨み復讐気分でジャック・エリィ&ザ・キングスメンを結成。
「ルイルイ」の再録と才能のカケラも無い二番煎じの「ラヴ・ザット・ルイ」というルイルイまみれのシングルを発表して玉砕。
キングスメンはジャックの他にヘタクソなドラムと若くてツアーに出れないと理由からキーボード奏者のドン・ガルッチもクビにします。
グループ最大のヒットを録音したメンバーを3人もクビにするとは容赦ないです。
ドンはソニックスにインスパイアされたドン&ザ・グッドタイムスを結成しヤバいレコードをリリースをしています。
後にストゥージースの1ST「FUN HOUSE」をプロデュースするという悪魔としか言いようの無い偉業を成し遂げています。
もちろんドンを指名してきたのは過去にシケたツラしてスクールバスに揺られていたイギー・ポップ。
1993年のソロ作「アメリカン・シーサー」にレコード会社からシングル向きなキャッチーな曲を入れてくれとの要請を受けてイギーは「いいぜ。」と答えルイルイを収録しました。
ルイルイからだって音楽はハートが大切と学べるんです。

ジャック・エリィのご冥福をお祈りいたします。



(以前、書いた記事を修正したものです。)
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