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2012-12-20 Thu 23:51

明日はケブさん!!


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今までケブさん全肯定運動の際に書いた記事を悪い冗談を抜いて抜粋してみました。
いずれもケブさんCHOICEです。
それでは会場で会いましょう。



※KENNY BAKER - Goodbye Little star
このKENNY BAKERという人、実は俳優さんで本業はシンガーでは無い。
よってROCKABILLYは1959年の、この45のみ。
このエルヴィス風の歌い方は単なるイミテーションというワケではなく深い理由が有る。
映画「監獄ロック」のエルヴィスの相手役の女優Judy Tylerさんが24歳の若さで交通事故死。
彼女にはハリウッド女優として輝かしい未来が開けていたのに。。。
酷いもので事故車からは金品や遺品となる衣類、アクセサリーの類も荒らされていたそうだ。
エルヴィスの悲しみは深く葬儀にも出席せず「監獄ロック」も、それ以来見ていないと言われている。
Goodbye Little StarはJudy Tylerの追悼盤でエルヴィスみたいに歌っているというのは、そんな理由が有るのだ。
歌詞もソレを踏まえて読むと物悲しいストーリー。




※Lonesome Lee - Lonely Travelin'
ロカビリー・ファンには馴染み深いシカゴの「BANDERA」レーベルからの1枚。
NEW BREED ROCABILLY??の傑作。
TITTY SHAKERS SITEにTHE STRAY CATSのSTRAY CAT STRUTの元ネタが発見されるまではLONELY TRAVERIN'が元ネタだというのが定説だった。
LONSOME LEEの正体は後にJimmy Lee Robinsonと名乗りFreddie Kingとバンドを結成したシカゴのブルースマン。
彼の腕を買ったのはLittle Walter、Howlin Wolf、Eddie Taylor、Elmore James、Jimmy Rogers、Sunnyland Slim、Jimmy Reed、Magic Samと大物ばかり。
彼がLONSOME LEE名義でBANDERAより1959年にリリースしたのが本作だ。
ロンサム!! 最高。
ディスコグラフィー”BLUES RECORDS”のジャンル分けでは間違ってると言い切れないがROCABILLYとなっている。
彼は奴隷出身の祖父に育てられ他のシカゴのブルース・マンと同様にMaxwell Streetでキャリアをスタートさせた。
街の美化運動からMaxwell Streetの取り壊しの際は反対運動に立ち上がり二か月以上も取り壊しを引き延ばしたが力及ばずサラ地にされてしまった。
この事からLONSOME LEEが自分の音楽の発祥の地、思い出の故郷を大切にする人間だというのが解る。
2002年に病気を苦に自殺。車の中で銃で頭を撃ち抜いた姿で発見された。


※Wayne Walker - All I Can Do Is Cry
雨のカンサス・シティーで立ち尽くす。
二度と会う事は無いのだろう。
寂しく長い夜。
食欲も無く安らかに眠る事も出来ない。
俺に出来る事は泣く事だけ。
俺に出来る事は泣く事だけ。



※Carl Cherry - The Itch
このマイク1本で録音されたROCABILLYはネブラスカ、オマハのインディレーベルTENEより1959年にリリースされた45だ。
このシングルに、まつわる伝説と共にカルト的な人気を誇るナンバー。
まずギタリストのTOMMYが盲目だという事。
バンドは地元のGENE VINCENTのLIVEで前座に抜擢された。
CARL CHERRYはTOMMYを連れ立ち高校をドロップアウトし高校生である事を隠してGENEのツアーに同行した。
当然、無一文だったので食べるものにも困りオレンジ畑のオレンジを盗み飢えをしのいだ。
未成年(全員15歳)のバンドで一人は盲目となると警察に通報されないワケはなく両親が迎えにきたフロリダでバンドと少年の夢は終わりをつげた。
学校に戻されたメンバーは退学を何とか逃れたがCARL CHERRYが再びバンドを組む事は大人達に禁じられた。
TOMMYにとって見えない自由は本当に見えなかった。


※Nat Couty & The Braves - Woodpecker Rock
THE CRAMPS CLASSIC!!
Born Bad, Vol. 4がコンピレーション初収録なので奇妙な言い方だが発掘され世間に認知されてから20年ほどしか経過していない。
ROCKABILLYファンがNat Coutyを探した時には既に、この世を去っていた。
そんなんでNat Coutyのインタヴューは残っていない。
Nat Coutyは2度、結婚しており初婚で授かった息子のインタヴューが存在する。
離婚後16歳になって父と再会し、この世を去るまで友人だったそうだ。
本人じゃないから一般家庭の事情と思い出が語られているだけだった。

父は人間として聖人ではなく家族にかけた迷惑を埋め合わせする事はなかったが家族の幸せを祈っていた。
ただ見守るだけだった。そのモットーは私にも継承さている。
父は音楽でダンスする事を私に教えてくれた。
私達家族を愛してくれた父を誇りに思っている。
そして生涯で一番愛した女性は私の母であると信じている。
父は音楽好きだったから同じ様に父の音楽で心を熱くしている人がいるところを生きているうちに見せたかった。
Nat Coutyは金持ちでもなく無名のシンガーで欠陥が有る人間だが永遠に私の父だ。

息子さんイイ奴すぎ!!(泣)
Woodpecker Rockなのにホロリとしてしまった。
ROCK&ROLLの歴史は、それに魅せられた人間の血の通った物語でもあるのだ。


※Johnny Burnette - Rockabilly Boogie
ギタリストのポール・バリソンは黒人酒場に通いバンドを観てリフを頭に焼き付けて覚えていたそうだ。
ハウリン・ウルフと意気投合しセッションの経験も有るという。
どこか普通の白人とは違い何かに憑りつかれていたのだろう。
ポール・バリソンのギターの「あの音」だが、ある日アンプにギターを繋ぎ音を出してみると酷い音が鳴った。
悪魔の断末魔のような神経に触る汚い音。
アンプを開けて調べてみると中の真空管が緩んでいた。移動の時にアンプを手荒に扱ったのが原因だった。
ポール・バリソンは見て見ぬフリをし真空管をしめ直さず、アンプに居る悪魔が逃げない様に静かにアンプにフタをしたのだった。
これがFUZZの起源だ。


※The Night Raiders - Cottonpickin'
The Night RaidersのリーダーMickey Hawksは自分のバンドのサウンドに大きな自信を持っていたので全国的な人気を獲得すべくプロモーションの為に一ヶ月のツアーにでる決意をする。
何かが変わるはずだと思った。
ライヴは狙いどうり観客を魅了したのだがエキサイティングな演奏を聴いた観客が暴れ出し行く先々で器物破損という問題が起こってしまった。
イスが宙を舞う様な凶暴なショーだったそうだ。
悪い噂は伝わりやすく予定していた会場から次々と出演を断られ結果的にツアーは途中で中止で終わった。
ツアーでThe Night Raidersが得たものは器物破損の弁償の請求書だった。


※STORMY GAYLE -Flipsville

STORMY GAYLE / FLIPSVILLE(あっちの世界)
意訳 BY KAZZMAN

(さよなら。じゃあね~。)
FLIPSVILLE行きの汽車に乗りましょう。
出発は近いわ。
乗車券なら私のオゴリ。
アナタが欲しいのは愛の戯れ。
モタモタしちゃダメ。遅刻は厳禁よ。
あの汽車は待ってくれはしないの。
私と逝こう、私と逝こう、私と逝こう、私と逝こう、FLIPSVILLEへ。

FLIPSVILLEは私の心の故郷。
そこには幸せが待っている。
私に着いてきて。
そうしたら愛の意味が解るはず。
私は逝かなくちゃ、逝かなくちゃ、逝かなくちゃ.逝かなくちゃ、FLIPSVILLEへ。

私がアナタを愛してる事を知らないワケね。
唇から甘い蜜がしたたる。
一口、飲み込むと感じるわ。
夢気分になれるの。その効用を私は知っている。
キモチイイ。キモチイイ。
荷物を詰め込んで行きましょう。
逝くなら今が好機。
ベイビー、ベイビー、ハニーラヴ。
私は四角い愛の光景を見たわ。


※THE PHANTOM ーlove me
THE PHANTOM の本名はJerry Lottといってアラバマ生まれのロカビリー歌手。
当然、ELVISに衝撃を受けて音楽を始めた。
この狂ったROCABILLY、つまりはPSYCOBILLY「LOVE ME」を意外にも優等生歌手Pat Booneが気に入り彼の口利きでリリースにこぎつけたそうだ。
THE PHANTOMと名付けたのもPat Booneというからビックリだ。
1966年にTHE PHANTOMは車で旅行中に崖から600フィート(183メートル)下に車ごと転落したが奇跡的に一命を取り止めた。
危うく名の通りオバケになりかけた。
長期入院の末に退院したTHE PHANTOMの行方を俺は知らない。


※Dale McBride - Prissy Missy
テキサスの小レーベルFAMEからリリースされたDale McBrideのPrissy Missy(1960年)。
MAD MIKE CLASSICのGizmo(1959/DART)でお馴染みのJimmy Heapのバンド・メンバーのソロ作。
すばしっこいカクカクしたギターのカッティングで始まりワルいヴォーカリストとサクスフォーンが同時に歌いだす。
冒頭で只ならないモノを充分、感じるが2回目のブレイクで、これまたワルなギターとドラムのコール&レスポンス。
ギターが引いてドラム(ソロ)だけになったトコで。。。
Ooh baby, how you walk!
Won't you stop and let's have a talk
とラップ(嘘)が入る箇所はトリ肌モンだ。


※JETT POWERS - GO GIRL GO
英国で成功を収めたキノコ野郎PJ Proby。
彼が有名になる前にJett Powersという威勢のよい名で売り出していた頃のROCKABILLY45。
N.Yのインディ・レーベルDESINより1958年のリリース。
THE CRAMPSのWeekend on Marsのパクリ・ネタでBORN BAD VOL3に収録されてます。
レーベル面を見てみたらB面の演奏がBumps Blackwell Orch.(Little Richardの相棒)だった。


※Mitchell McKinley - Rock Everybody Rock
60年代のバラディアーのイメージが強いシカゴのソウル・シンガー「Mitchell McKinley」。
ロッキン・ファンとソウル・ファン、お互いに興味が無い意外な過去と未来だろうと思われるが、
BOXERレーベルから1959年にリリースしたデビュー・シングルのROCK EVERYBODY ROCKはそのイメージとは正反対の極悪なロッキン・ブルースだ。
ギラギラに「Everybody Rock !Rock !と歌い出すまでジラされてブギで待ってる感じが堪らない。

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