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2013-03-25 Mon 19:41

「The two faces of Children's Boogie」SHOTGUN RUNNERS

ショットガンランナーズ3作目となるフルアルバム「The two faces of Children's Boogie」
2013年5月22日 MAJESTIC SOUND RECORDSよりリリース!!

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01.Prologue/プロローグ
02.If…/もしも…
03.Defferent day/いつもと違う日
04.Ray/レイ
05.Make melody/メイク・メロディ
06.Separation/離れ離れに
07.Emily Rose/エミリー・ローズ
08.Dazed by stars/星空のドライヴ
09.Someone or something/いつか僕ら
10.The Rats/ネズミたち
11.Across the sky/素晴らしい旅


<アルバム発売記念対談> KAZZY WHEELMAN & KINGJOE

カズ:俺がショットガンを初めて見た時はR&Bバンドでジャンプをいかにキめるかしか考えてない様な奴らだったよ。そのジャンプも凄かった。8メートルは飛んでた。錯覚だろうけど。

ジョ:金沢だったね(笑)。

カズ:R&Bのダイナミズム。ジャンプ!フィードバック!オーバーアクション!(?)ソコを通り抜けないと今回のアルバム「The two faces of Children's Boogie」には到達出来ないものが有ると思う。近道は許されないから。少なくとも俺は許しませんよ。

ジョ:そうですよ!

カズ:ショットガンランナーズを成長させたのは彼等に降りかかったトラブル。無関心な聴衆といったトコか。そうなると自分たちのブルースを歌える。まあ俺達より100倍人気あるけれどね。

ジョ:ですねですね。

カズ:ショットガンの三人から聞いた話でお気に入りのエピソードが有る。ツアー中に物販のCDをすべて盗まれたそうだ。機材を積んだバンの中で失意で気の抜けた三人は半分、冗談でコレクターズのMDをかけたそうだ。半分、冗談というのは、その頃、ショットガンは生意気になってたんだね。「ロケットマン」という曲なんだけどバンの中で大泣きしたって。やはり「これでもか」という位 凹まされないとさ。伝わらなかったり 歌うべき事がなかったりすると思うのね。前作も素晴らしかったけど新作は更に素晴らしいね。一生モンの新しい本を買った日の様な気分になるんじゃないかな。このアルバムを手にした人は。お気に入りのトコに線を引いて、いつも持ち歩く様な。

ジョ:うんうん。いま話に出たコレクターズの「ロケットマン」、どんな歌なの?

カズ:


ジョ:(5分30秒後)おちこんでるときに聴いたらシンミリしすぎて泣いてまうねこりゃ。

カズ:引き合いに出してイイ話かわからんけどさ。三人の結束を強くした出来事だった気がする。このシーンはショットガンランナーズという映画が有ればカットされないだろう。

ジョ:映画でいえば中盤部分ね。

カズ:・・・ジョー!
ジョ:はい?
カズ:あいづちだけかい?!

ジョ:(以下ひと息で)さっきのカズの話に出たけど、今回のこのアルバムの完成にいたるまでのショットガンの艱難辛苦があったのは確か。機材車に荷物積めて全国の町から町へとライブして回ってた。半日かけて移動して、ライブ終わったらそのままトンボ帰りってのも何回も見た。ハタから見ても「なんて大変なんだろう」と思ってたよ。でもやめられないのがロック稼業というやつで。心身削りながら週末のギグに命かけてた。初期のショットガンはそれこそMODな初期衝動スタイリッシュにキメたグループで、超速いR&Bとスリリングなステージでキッズを魅了してた。その真骨頂が初期の名曲「I LOVE YOU ROCK&ROLL」と思う。



で「この調子でやり続けるのかな」と思ってたら、おととし、前作にあたるアルバム「DEDICATED TO THE ROCK'N'ROLL BOY」をリリース。これはロックンロールソング集であると同時に「ロックンロールについての歌をロックンロールバンドが歌う」という、入れ子構造というかメタ的視点の芽生えがあったと思う。言い換えれば「作家性」というか。それがここにきて爆発したのが本作「The two faces of Children's Boogie」や!タイトルにある「Two faces of」はアルバムで歌われてる二人の、性格や資質が違うのを指してると同時に足りない2人がおぎないあって1つのバランスの取れた人格を形成する感じと受け止めた。フーが「四重人格」ってアルバム出してたの知ってる?そら知っとるわよね。だけんそれでいえば「二重人格」!

カズ:「RAY」って曲が有るね。これはRAY DAVISを指すからRAY&DAVE兄弟の関係を連想させるね。もっと深読みしたら二重人格かもしれない。答えは有るだろうけどソコは想像しましょうか。

ジョ:そう!それはこのアルバムの優れたトコのひとつ!すぐにわかる答えを出してるんじゃなくて、歌われてることを聞き手が想像して、その人しだいでいくつもの解釈が出来るところ。アルバムのテーマとなる「二人」というのも、友人かもしれんし兄弟かもしれん。もしかしたら親子、恋人という風にも取れるじゃない。ジャケに描かれてるのはカワイイ二人の男の子やけど、愛の形のバリエーションはいろいろあるしね。ぐぐっと表現力を増したバンドのアンサンブルも素晴らしい!ぱっと聴いてケメのギターとわかるあの音色もちょっと他にない。

カズ:インストのナンバーはそこに自分の想う人のストーリーを足して下さいという事だろうな。

ジョ:聞き手の解釈にゆだねるというわけね・・・ふところが深い。

カズ:バンド・アンサンブルでいえばテリーのドラミングが荒々しいけれどメロディーとして認知出来るほど出てるね。ナイーヴなテーマを良い意味でロックにしてる。

ジョ:ですよね~。

カズ:ちなみにゴーのベースは俺のPCのスモールスピーカーじゃ分からないんで早くCDを聴きたいな。
ジョ:ベースも歌っとるよ。
カズ:(インスト曲 離れ離れに)俺も一緒に歌ってるよ。
ジョ:♪ドッドドンドゥ~ンドゥ~ン、ピュン!ピュン!

カズ:バイオレンスとナイーヴさが同居した11ナンバーズ。二重人格だな。聞き手の解釈に任せると云っても説明しないだけで答えは有るだろう。散々俺達が話してる事ですら正解じゃない。

ジョ:なんとか言葉で追いつこうとするんやけどね。尻尾をつかまえたと思ったらスルリと逃げてしまう。ユー・キャント・キャッチ・ミーと言われてるような気分でもある。

カズ:このアルバムを聴いた日にジョーはフーやキンクスの事に想いを巡らせて酒を大量に飲んだ。その気になったんだね。そしてレコード店に入りフーのレア盤2枚で3万を「来週、払いますわ!」とツケで持ち帰った。次の日は昼まで連絡つかなかったよね。

ジョ:あんまりにもこのアルバムが素晴らしくて、ショットガンがここまでの境地に達したことが誇らしくなっていてもたってもおれなくなったのよ。翌朝はひどい二日酔いやし机にたっかいシングルあるしで文字通りアタマかかえました。フーの「ラララライズ」イタリア盤と「ドッグス」国内盤。あとでお詫びになんか買って返しに行かなくちゃ・・・バカかおれは。

カズ:菓子折り代金はショットガンに払ってもらえよ。こんなグレイトなアルバムを創った奴らのせいだ。そう言ったら「地獄~!」って云うかな。

ジョ:(側転しながら)てんごくぅ~!!てんごくぅ~(バック宙)!!

カズ:ケミーは札幌のMODS MAYDAYで「モッズもロッカーズもパンクスもスキンズもR&Rでなら一つになれる。」と言ったんだ。痺れたよ。
「The two faces of Children's Boogie」に皆、その手を重ねて欲しい。

ジョ:素晴らしい旅にでかけようぜ!!!!!

(2013年3月23日のサニーアフタヌーン)


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10000円


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